カタルジーナエステイト・実りの秋

ブルガリア最東南部、ギリシャとトルコの国境地帯にあるカタルジーナ・エステイトは今葡萄の収穫の真最中です。東ロトピ山脈丘陵地帯に広がるワイナリーの敷地には土壌や標高差を利用して多くの種類の葡萄が育てられています。

若き名匠、醸造家のキショフ兄弟が科学的分析と豊富な経験をたよりにそれぞれの葡萄の収穫時期を決定します。

 

8月後半から白ぶどうの収穫が始まり、9月初めにロゼ用葡萄、95日過ぎから多くの赤ワイン用のメルロー、シラー、マルベックなどがすべて手摘みで収穫されます。10月上旬からカベルネソーヴィニヨン、カベルネフラン、そしてブルガリア固有品種のマヴルッドの摘み取りへと変わります。収穫から約20日後、それぞれの葡萄は醸造過程へ進んで行き、9月から10月にかけて一連の作業は休みなく続けられます。

このワイン造りにカタルジーナは2016年ブルガリアベストソムリエに選ばれたイリアン・ペトラキエフ氏をインターシップとして招待しました。

 

カタルジーナは社会貢献として優秀な若手ソムリエをサポートしています。今回もその一環として実地研修を行い、最繁忙期にもかかわらずキショフ兄弟が率先してソムリエを案内し、品質にこだわるカタルジーナの丁寧なワイン造りを説明しました。

今年の葡萄も非常に出来が良く、カタルジーナのワイン醸造チームは気持ちも新たに一丸となって新しいヴィンテージワインを造り始めました。来年以降どのようなワインとなって現れるのか期待が高まります。